【高岡市】公共施設再編の必要性-財政問題の観点から

on 2021/09/13





こんにちは!熊木義城です。


今日は、
財政問題の改善につながる
取り組みのひとつとして
私が重要であると考えている、


高岡市の
公共施設の再編について


書いて参ります。



◆高岡を、100年後も住みよいまちにしたい!


このブログを読ん下さっている
皆様の中には、

「政治家になって何がしたいの?」

と思っている方も
多くおられると思っています。





私がやりたいことをまとめると

高岡市を
持続可能なまちにする

ということです。



つまり、


30年後、50年後、
そして100年後の未来になっても、

高岡市が元気で魅力ある
高岡で暮らす人々が、
幸せに人生を過ごすことができる

そんなまちにすることです。


その実現に
大きな障壁となっていることが
2つあると私は考えています。

◆財政問題

◆少子化問題

この2点です。



これらの問題を解決していくために、
市政に挑戦しておりますが、

今日はその中でも
「財政問題」
少しでも改善するために
私が進めていきたい、


高岡市の
公共施設の問題


についてお伝えしていきます。



◆公共施設の再編を!



結論を言えば、
高岡市の財政状態を
少しでも良くするために

公共施設の再編を
もっと進めるべきではないか

と考えています。



高岡市の公共施設の
マネジメントについては、

「高岡市公共施設総合管理計画」

にまとめられています。



これは人口減少が
続く社会において、

未来を見据えて
公共施設をどう管理していくか
方針をまとめなさい

という総務省の号令のもと、
全国の地方自治体が
作成したものです。


もちろん
高岡市も例外でなく、
この計画に沿って
公共施設の再編が進められます。




しかし、高岡市の状況が
他の自治体と違うところは
やはり財政状況です。

「長慶寺プール」や、
「万葉スポーツセンター」

耐震工事や立て直しを
実施する余裕がないため廃止

となりましたし、

施設の集約化や
民間に移譲することなどが
決まっています。



財政状況を受けて
再編は進んでいるわけですが、

これまでの高岡市の
公共施設マネジメントは
財政難の原因の1つになっており、

今一度、改めて
必要性や効率性を
議論しなければならないと
私は考えています。



◆再編の基準は…利用者数と収支に着目!



それでは、
具体的にどのような方針で
進めていくことが必要なのか?


再編を考えるうえで、
私が注目しているのは、
利用者数とその施設の収支です。



現在の高岡市の
公共施設の中では、

利用者数が少なく
かつ収支が大幅にマイナス

つまり
大きく赤字が出ている施設
存在しています。



例えば、
戸出にある
「デザイン・工芸センター」は、

年間の利用者数が
2,000人ほどですが、
赤字額は年間5,000万円
です。
(※令和元年のデータ)

これは利用者一人当たり、
25000円の赤字を出している
ということです。


他の施設の多くは、
一人当たりの赤字額は
1000円~2000円ほど
なので、
この施設はやはり突出しています。


この施設に関しての
高岡市の方針は
「コスト削減を進める」
ということですが、

私は機能を
地場産センターに集約するなど、
改善に向けてさらに迅速に
検討を進めるべきだと考えています。



◆もちろん、収支だけを指標にはしません!




もちろん、
この「デザイン・工芸センター」や
他の施設を含めて、

収支の関係だけで
すぐに廃止するべき
ということを
言いたいのではありません。



しかし、
この状態を放置していては、


毎年多額の税金が、
多くの市民の皆様に
還元されることなく
消えていってしまっています。



私は、この状態を放置せず、
少しでも改善されるように
アイデアを募って
議論を始めるべきであり、

それこそが、
税金の使い道を議論する
政治家の仕事だと考えます。


この財政問題のしわ寄せが、
これ以上
住民サービスの低下に
つながらないように、

機能の移転、集約化や
民間譲渡などを進めつつ、

利用者の方が納得し、
かつ高岡市も助かるよう
あらゆる手段を考え、
実行すること
が、

今の高岡市政に
求められていることなのでは
ないでしょうか。